ステークホルダーから信頼される良き企業市民であるために、荏原グループの全従業員が「荏原らしさ」及び行動基準を共通のアイデンティティと価値観として共有し、法令順守のみならず、社内規程、社会規範、常識・良識を含めて誠実に実践することを基本方針としています。コンプライアンス意識の浸透をベースとしたリスク管理指針に基づいて、リスクを予見し未然に防止する体制の構築と、働きやすく風通しの良い職場環境の整備に努めています。
2020年6月1日「ハラスメント防止に向けた社長メッセージ」にて、荏原グループの全従業員が「ハラスメントをしない、させない、許さない、そして見過ごさない」よう呼び掛けています。
荏原グループ・コンプライアンス体制図
2020年6月1日
荏原製作所およびグループ各社の皆さまへ
株式会社 荏原製作所
代表執行役社長 浅見正男
ハラスメント行為は人権を脅かす行為であり、従業員の尊厳を傷つけ職場環境の悪化を招いてしまいます。また、社内だけでなく、取引先等の従業員や、当社求職者への対応においても、ハラスメント行為はあってはなりません。
荏原グループは、ハラスメント行為は断じて許さず、すべてのステークホルダーが互いに尊重し合える、安心・安全で、より高いパフォーマンスを発揮できる職場環境づくりに取り組んでいます。
荏原グループでは、ハラスメントなどの解決のために相談窓口を設けています。相談者や、事実関係の確認に協力した方に対し、不利益な取扱いは行いません。プライバシーを守って対応しています。
従業員に対する研修なども引き続き実施していきます。ハラスメントに関する知識を学び、ハラスメント行為を発生させない、許さない企業風土づくりを心掛けましょう。
荏原グループの全従業員が、「ハラスメントをしない、させない、許さない、そして見過ごさない」に努め、一人一人が誇りを持って働ける会社にしていきましょう。
以上
荏原グループは、働きやすい職場づくりや、問題点を社内で自主的に改善する力を高めるために、コンプライアンス相談窓口を整備し、利用方法などの周知徹底に努めています。
国内においては、各グループ会社内に内部通報窓口を整備し、通報案件の発生場所(本社、グループ会社)ごとの担当制にしています。
また、海外グループ会社においては、グループ会社全体の透明性向上と各社内部通報窓口制度の補強に奇与し、健全な自律運営をサポートすることができる「海外荏原グループ・ホットライン」の強化を継続しています。
1.
不祥事の未然防止
2.
不祥事の早期発見
3.
働きやすい職場づくり
4.
問題点を社内で自主的に改善する力を高める
5.
秘密保持と通報者保護の徹底
荏原グループのステークホルダーが、コンプライアンス部門や監査委員会に直接通報できる社内相談窓口と、外部の法律事務所に直接相談できる社外相談窓口を設けています。これらの社内・社外の相談窓口の利用にあたり、相談者、相談対象者、関係者のプライバシーを保護し、相談者が相談したこと等を理由として不利益を被ることが無いことを社内規程に明記しています。
相談は、広く役員、従業員とその家族、取引先等から受け付けています。相談受付後、社内コンプライアンス部門が調査を行い、調査結果に基づき適切に処理しています。毎年、運用状況を取締役が陪席するサステナビリティ委員会にて報告し、適切な監督を受けています。2021年12月期の相談件数は「海外荏原グループ・ホットライン」で0件、日本国内で38件です。
なお、2021年12月期内の調査完了件数は40件(内訳:職場環境・トラブル等に関する相談が9件、不適切対応に関する相談が9件、不正・違反に関する相談が4件、ハラスメントの疑義がある相談は6件、その他12件)です。
相談窓口 | 概要 |
---|---|
社外相談窓口 | 社外の法律事務所が対応し、人権問題を含むコンプライアンス違反全般、及び法律的な質問を受け付けています。 法律事務所が受け付けた相談内容は、当社コンプライアンス推進部門及び常勤監査委員に報告されます。 |
社内相談窓口 | コンプライアンス推進部門が対応し、従業員等の荏原グループの企業倫理の枠組み及び法令等に違反する行為等に関する通報及び相談を受け付け、調査実施後、必要に応じて改善措置を行います。 |
コンプライアンス・リエゾン委員 | 各部門及び荏原グループ各社から推薦され、職場の身近な相談窓口として、106名が国内子会社を含む全国の職場に配置されています。 職場へのコンプライアンス意識の浸透、コンプライアンスリスクの拾い上げ、コンプライアンスに関わる問題の早期発見、解決を図る役割を担っています。 |
監査委員会ヘルプライン | 執行役及び取締役の不正行為等、会社に著しい損害を招く恐れのある行為、または企業倫理上の問題など、会社の社会的信用を著しく損なう問題についての通報及び相談を社内の監査委員会室が受け付けています。 |
海外荏原グループ・ホットラインの開設 | 2016年度から腐敗防止プログラム強化の一環として、海外グループ会社が利用できるコンプライアンス・ホットラインをリスクの高い国から設置をしてきました。2021年12月時点で、9か国(20社)に設置しています。 窓口は社外の弁護士事務所に設置し、匿名の通報も可能となっています。法律事務所が受け付けた相談内容は、当社コンプライアンス推進部門に報告されます。 |
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